薬剤師に要求されるEBMと論文検索を解説するよ♪

情報過多な社会が進み、フィットネスやサプリメントでも、コーチやトレーナーがEBMや論文を重視したコンテンツを配信しており、そのニーズは高まっているように思えます。

薬剤師の場合であれば、薬効や副作用などの情報を、医師や医療従事者へEBMをつけて提供したいですよね。

ただ、日常業務でも忙しく、難しい論文検索をなかなか行えない方も多いと思います。

また若手薬剤師さんだと、経験も浅いために余計に荷が重いかもしれません。

今日はそんな方のために、どのように検索すればよいのか解説したいと思います。

薬剤師に要求されるEBMと論文検索を解説するよ♪

普段は、意識しなくとも、常に我々は情報にさらされています。しかし、情報には種類と特徴があるので、まずはそこを理解してから本題に入りたいと思います。

情報の種類と特徴について

情報には主に3つあります。

  1. 一次情報:自分のオリジナル体験ベース
  2. 二次情報:自分が人から聞いたものがベース
  3. 三次情報:情報元がわからない、本などのメディアがベース

人によっては、二次と三次を一緒にしていることもありますが、要はオリジナルかどうかが違います。

医薬品の情報源はまたちょっと違う。

医薬品の情報源について語ると少し言葉が変わります。

  1. 一次情報:加工度が最も低いオリジナル論文・データ
  2. 二次情報:集積した一次情報を検索して辿れる
  3. 三次情報:加工度が最も高い教科書・公定書・添付文書
やくぱら♪
通常、薬剤師が業務上必用なのは、3つめの三次情報で、代表的なのは、添付文書だね♪。その他には、IF、DSU等々があるよ♪

三次情報の添付文書以外の情報源も必要となってきてる。

情報の公式性などだと添付文書がぴったりなのですが、たまに医師から他に情報ないのか求められることもあったりします。

経験則であれですが、そういうときは、添付文書はあまり好まれなく、それ以外を欲している事が多いです。なので、必然的に検索して用意をすることになります。

EBMを検索して使えるスキルを身に着けよう。

EBM重視で求められていると考えられる場合は、それは一次情報に当たるため、一次情報を検索するために今度は、二次情報を使いこなさねばなりません。

 

じゃー、その二次情報ってなんなのかっていう話になりますよね。

それはこちら。

医学・薬学などの代表的な二次情報

など。たくさんあるので検索先に困ることはありません。

むしろどういった情報を得れば良いのかの方がよっぽど難しいのです。

EBM検索をする前に行うべきこと

それは、

相手がどういう問題を抱えており
どういう情報が必要なのか?

これです。当然といえば当然ですが、ここを押さえていないがために、ムダな情報提供をしてしまうという失敗をしがちです。

失敗しないために問題を明確にしよう!

たとえば、

「患者がこの前出した薬について、こういう訴えをしてるから、それにちなんだ情報がほしい」

ガチャ…

と言われたとします(かなり漠然ですがこんなもんです^^;

で、じゃー、早速検索の前に、頭を使います。

おそらく医師は、処方した薬によって患者になにかしらの影響が出たために、それの裏を取りたいわけです。

つまり、『処方薬で影響が出たワケを示せる論文を探す』というのが目的になります。

それから、初めて検索に当たります。

やくぱら♪
課題が不明確なまま始めると、いつの間にか何を目的にして、何を探せばよいのかわけわからなくなっちゃうから、これは地味に大事なんだよねー♪

 たくさんあるけど、どれがいい?おすすめはPubMed。

PubMedは米国のNLM(National Library of Medicin)が運営する世界最大の医学文献データベース。世界中の論文が検索でき、アブストラクトもあって、要旨を眺められるので、要点をかいつまんで内容を理解できます。

この英語は、押さえておこう!

  • OBJECTIVE:要約
  • METHODS:方法
  • RESULTS:結果
  • CONCLUSION:結論

これらの英語がわかれば、

  1. この研究を行うに至った背景や研究目的を読み、
  2. 研究の対象や具体的な介入方法を理解。
  3. 研究によって得られた新たな証拠をみて、
  4. 最終的な結論・考察を理解する。

というふうにみていくだけで、大体を理解できるのでオススメです。

あとは、『OBJECTIVE:要約』と『RESULT:結果』だけを先読みしちゃうのも全然アリです。それで、そもそも課題に対して不要だと思えたら読み飛ばせます。

詳しくテクニックを知りたい方はこの本を読んでおくとよりスキルアップできるのでオススメです。

まとめ

EBMという単語は、昔よりも一般的に使われるようにもなってきているので、なにか発言するたびに「EBMあるの?」などソースを求めてくる方々は増えるかもしれません。

基本的な業務では、三次情報の添付文書やIFなどで十分対応できると思いますが、一次情報へのアクセス論文の流し読み程度はできるようになっておくと、より安心できるかなと思います。

 

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